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公の概念、「立場」というもの
夏季休業と言いつつ気が向いたので(書きたいことができたので)更新します。
石田日記の何が痛いって、まず40を超えた成人男性が公に書く文章ではないということ。
そして民主党平岡秀夫議員の秘書という立場に相応しい品格がまるでない文章だということ。
コメント欄などでは所謂「2ちゃん工作員」ではないか、VIPPERではないか?との指摘もあるが
仮にそうだとして石田氏が無名の一利用者として2ちゃんに何を書こうが問題はない。
基本匿名であるし、★平岡議員秘書石田★というトリップ付きのコテハンを利用したところで
あの文章であれば、まさか本物の石田氏とは誰も思わず、ただの“騙り”だと認識されるだろう。
石田氏、及び平岡議員の名誉を傷つける目的の自民工作員と思われるかもしれない。
しかし石田氏は平岡秀夫議員秘書として、公のブログであのような品性のない文章を書いた。
石田氏が追及から逃れるには、「パスを抜かれて誰かが勝手に書いた」と言い張る方法もある。
その場合、ハッキングした人物が、実在の人物として公で明らかにならなければ、
多分その釈明を信じて、石田氏に抱いた悪感情を非礼として襟を正す閲覧者はいるまいが。
きっかけとなった丸川珠代氏のポスターのキャッチコピーに対する個々人の印象はさておき、
石田氏が、年齢と立場に相応しくない、幼稚で下品な文章を公の場に上げたことが論点である。
あの文章を見た閲覧者は、あれが40代の中堅国会議員秘書の文章とは思わないだろう。
釈明の論法も稚拙ながら、眼にした人間に人間性を疑われても致し方ない文章だ。

さて誰であろうと2ちゃんに名無しさんで書き込む分においてはたいして問題はない。
無論、名誉棄損や犯罪予告、個人情報を暴露する書き込みなどには法的措置が取られるが、
政治談議やエロ談義、各板ごとのテーマに沿って雑談する分には何も問題は生じない。
石田氏が2ちゃんで「名無しさん」で丸川氏に対して罵詈雑言を吐いても多分問題はなかった。
もし発言者が突き止められたら祭りになるが、政治系のスレで誹謗中傷の応酬は珍しくない。
ネット、及び2ちゃんねるの匿名性を問題視して、匿名性を排除すべきだとの意見もあるが、
匿名であるということは、性別や出身地、国籍、職業、社会的な役割、そういった諸々の、
パブリックな自分の「在り様」から脱却して、素の自分のままで意見を発信できるということだ。
社会的地位の高い人物は、その地位に見合った立ち振る舞いや言動を周囲から望まれる。
家庭を持ち、子を持つ大人は、父として、また母として望まれる立ち振る舞いや言動がある。
勤勉な社長さんが「ニートは社会のクズだ、氏ね」と内心思っていても、口にするのは憚られる。
しかし2ちゃんで「昼間っから書き込みしてる底辺層乙w」と書くなら何憚るものもない。
むしろ公言すれば気分を害する人もいるし波風も立つが、2ちゃんでは日常茶飯事問題なし。
書き込みの内容に品性は現れると思うが、別に品性卑しかろうとも社会生活を送る権利はある。
品性の卑しさを公の場で開けっ広げにするよりは匿名で書き込みしていたほうが無害だ。
常日頃「品格」や「分別」に物申すこと多い私だが、自分自身も含め人は聖人君子ではない。
あんまり他人の品性や品格、分別に文句をつけるのは自分の首を絞めることにもなる。

こんな私ですが(どんな私だ)、私も公の意味合いで背負っているものがあります。
松本純先生のお取り計らいで外務省に突撃し、麻生太郎外務大臣に拝謁を賜りました。
そして外務大臣をモデルにした自作のTシャツを謹呈し、握手と記念撮影までして頂けました。
これはたまたま私が行動力を発揮した時が運の良い時だったというだけで得られた僥倖です。
しかしコネも芸も何もない一般人が一国の外務大臣に面会できたということは奇跡に近く、
今後私が「外務省に突撃して外務大臣に面会した熱烈ファン」という目で見られることは必須。
つまり私が馬鹿をやらかせば、「麻生ファンって馬鹿だな」と思われてしまうという重責…。
一応件の面会の後は日記での言動には気をつけているんですよ~これでも(^^;)
私は麻生総理大臣誕生を切実に願っているのでアンチ安倍と思われる可能性もあります。
麻生太郎研究所には定期的に「麻生ファンは安倍叩きして最低だな」と言う荒らしが現れます。
我らがタロサは最近とみに脚光を浴びるようになり、アンチの動きも活発化しています。
「悪名は無名に勝る」を体現しているタロサですが、有名税で叩かれることも多くなりました。
「別に以前からそういう人なんだけれどな~」と思うようなことで叩かれたりもしますが、
最近ポスト安倍の有力候補として脚光を浴びるようになったタロサは何かと着目されやすい。
漫画で言えば、「リアリティのない設定キャラ」が実在しているようなものでもありますしね。
そんなわけで、ファンが馬鹿をやらかすことによってタロサ本人の悪評に繋がったら大変です。
新・柏原日記の筆者として、僥倖に与った一介のタロサファンとして、言動に気をつけています。
まぁ、これが私(息吹山女)の公の立場というか、背負っている、些細ですが大きな看板です。
僥倖に与ったタロサファンとして、タロサの看板に傷を付けるわけにはいかないのです。

石田氏が背負っている看板は、一介のファンよりもはるかに大きく重いものでしょう。
「ファンが馬鹿」と「崇拝されている本人も馬鹿」は割と切り離して考えられる人が多いですが、
石田氏は平岡秀夫議員と雇用関係にあります、秘書は、政治家には必要不可欠な役務です。
ぶっちゃけた話、「こんな奴を秘書に雇っている平岡は馬鹿?」と雇用主に迷惑をかけます。
平岡議員自身、公共波での暴言について、HPに謝罪文を載せるという失態をやらかしたばかり。
こういう時こそ秘書は雇用主の先生を支えて守るものじゃないのか?違うの?
ダメ押しのように、議員に続いて秘書まで精神年齢と品性を疑われる文章を公の場で披露し、
「ボスがあれで部下もこれかよ」「ボスがあれじゃ推して知るべしだな」と言われてダブルパンチ。
「今時は政治家もHPやブログで自分の意見を発信する時代!」みたいな感じですが、
それを言ったらどうなるか、という予測がつかない政治家はとりあえず要らないと思います。
同じく民主党の長島昭久議員は一時ブログが炎上しましたが、膨大な意見に誠実に対応して、
政治的信条とは別に閲覧者との間には一定の信頼関係らしきものが築かれたそうです。
火事を起こさないことが大切ですが、起きてしまった火事にどう対応するかも評価される点です。
とりあえず、消火剤とガソリンを取り違える人には、政治に携わってほしくないですね。

それにしてもマスコミは本当に与党に厳しく野党に甘い。
「それが与党の重責だ」と言うなら、責任も取れない野党に与党が務まるわけがない。
民主党は先日の参院選で大躍進しましたが、与党じゃないから責任は取らなくていいのか。
そんな態度ではとても民主党に与党を任せる気にはなれませんなぁ。




by yuzuruha_neko | 2007-08-09 22:53 | 今日のニュース・雑考
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