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洗脳社会への挑戦状となれ!扶桑社の歴史教科書
扶桑社の新しい歴史教科書(市販本)を買いました。
マンガ嫌韓流に引き続いてまた散財。
でも現物をちゃんと読まない事には…と言うか、ぶっちゃけ現物を見てみたかった。
薄っぺらくてカラーが豊富で大変ゴージャスな教科書ですね。
内容より装丁の小奇麗さで勝負しなければいけない昨今の教科書事情が窺えます。
ドリルや参考書は嫌いでしたが(要するに勉強が嫌いだった)教科書の読書が大好きだった私としましては、もう少し内容も濃く、厚みがあってもいいような気がしますが…。
ゆとり教育の実情ってこんなもんでしょうか。

さらっと読んだ感想としては、至って普通の教科書ですね。
騒ぐほど特筆すべき所見はありません。
戦争賛美と言われるような記述も見当たりませんでした。
長い歴史を扱う教科書の中で、多分「問題」とされている箇所は第二次大戦のあたりだと思うのですが、不足は感じるものの、史実として「あった事」を淡々と書いてあるだけ。
こういう事がありました。なるほどー。てな感じ。
私が学んだ教科書と違う点を挙げれば、「戦争中の日本人は野蛮で鬼畜でした」「だから日本人は悪いんです」というような訓示が見当たらないという点でしょうか。
日本人が日露戦争で勝利を収めた事は事実ですし、大東亜共栄圏という理念を掲げて欧米列強国を倒すべくアジア各地に進軍した事も事実です。
あれですか?日露戦争当時の風刺画がまずいのでしょうか。
当時の白人種が有色人種を蔑視していた事があからさまだから。
でも事実だしー。

歴史の教科書なので、史実(あった事)を書くのは何ら問題ないと思われます。
神話は神話と書いてあるしね。
善行であったのか、悪行であったのか、という事は歴史を学ぶ事とはまったく別問題です。
史実に基き歴史(事実と事実の繋がり・連鎖)を学ぶ事が歴史の授業の目的であって、戦争の善悪正誤の価値観を植え付ける事が歴史授業の第一目的ではありません。
そんな事は、道徳の授業の範疇ではないかと思うのですが。
(しかし道徳の教科書はつまらなくて読まなかったよ)
(と言うか戦争や人殺しを忌まわしく思うのは普通です)
「日本人はひどいニダー!」という思想のために事実を都合よく省くってのもどうでしょうね。
それを 歪曲 と言うのではないかと思うのですが。

歴史の授業は洗脳の授業ではありません。
今まで私が受けてきた歴史の授業は洗脳の授業でした。
扶桑社の歴史教科書が殊更「問題」とされる理由は、今まで洗脳をしてきた側にとって都合が悪いから、だと思われます。
マスコミの隠蔽体質も国民の洗脳に大きな役割を果たしています。
よってマスコミも「教科書問題」を取り上げる際は、「扶桑社の教科書に問題があるから反対する人々がいる」という風に演出をしています。
別段、可もなく不可もない教科書を「問題」に発展させているのは誰でしょう。
実は中核派でした、というとんでもないオチをつけてくれたねらーに感謝。
↑しかしこれちゃんと報道されているのか??

反対派を生温くヲチしていたねらーまで右翼呼ばわり。
自分に反対する人を皆「右翼」と見なすあたり、まるっとごりっとお見通しできちゃうよ~。
時代に置いて行かれた可哀想な人だと思え…ない。
前時代的な洗脳はいい加減通用しません。
とりあえず教科書を読んでから作戦を練り直しなさい。

あと韓国人が口出しする事じゃなくてよ。
ウリナラマンセー教育甚だしい韓国に右傾などと言われるとは…(失笑)


これから「火垂るの墓」です。
泣いちゃわないよね…?不安…。

◇追記◇
別段泣かなかったです。
いいおうちのお坊ちゃんならではの悲哀と言いましょうか…。
原作を読んでみたほうがいいな。
by yuzuruha_neko | 2005-08-05 21:02 | 今日のニュース・雑考
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