人気ブログランキング | 話題のタグを見る
リアル2ちゃんねる
不特定多数の人間と顔を合わさず毎日接し続ける仕事というものは
兎にも角にも恨みや怒り、憎悪といったマイナス感情の掃き溜めに身を置いているようなもので。
そんな中でも「ありがとう」「助かりました」という感謝や労いの言葉を受ける事も稀にはあって
いろいろと人間的に鍛錬されるオシゴトなのだなぁと思います。
勉強になる、という純粋で美しい言葉では到底収まり切らないんですよね~。
いい加減「社会勉強」という学び舎の弟子的な甘えた考えから
生産社会の歯車になる、という心意気にシフトチェンジしなければいけないと感じる今日この頃。

この仕事に就いた頃、「お客さんにどんな暴言を吐かれても何も感じない」というヒトを
「達人だ…!」と尊敬した事もあったけれど、それじゃやっぱり良くないんじゃないかと思う。
私は精神主義者でも唯心論者でも性善説支持者でもないが、
何も感じない事が人としていい傾向だとは思えない。
何も感じないって事は、マイナスの感情に傷つく事もないかわり、
プラスの何かを生み出す事もできないんじゃないかと思うから。

仕事場なんか我慢の場、我慢料としてお給料を貰っているのよ、
プラスの事なんて苦労して生み出す必要がないわ!

…と思っているような人は別にそれでいいのでしょうけれど。
人それぞれだから他人の事にまで干渉したくないし首突っ込みたくないし。
仕事なんてそんなもの、という価値観もアリだろう。
でも時には傷ついたり自暴自棄になる事も、成長するためには必要な養分ではないでしょうか。
何にも傷つかなくなったらそこで何もかもが止まっちゃうような気がして怖い。
「傷ついていません、大人ですから」という顔も、周りの人間にバレバレだったらかっこ悪いから
潔く「アタシ悲しいのよ!」という顔をしちゃったほうがいいような気がする。
いつもやっていたら確実に嫌われるけれどね。

何も感じない人からお客さんが何かを感じてくれるとは思えない。
お客さんと一緒に泣く必要はないけれど、心に寄り添う努力を私はしたい。

「ヒトは分かり合えない生き物」とか言ったりするけれど、
案外話せばわかるものだという事にも気付く仕事です。
分かり合える瞬間が嬉しくてこの仕事やってんのかな~?
どうなんだろう??

◇追記◇
2ちゃんねるとの決定的な違いは、基本的に1対1のタイマン勝負という点だろうか。
しかし電話の向こうで入れ替わり立ち代わり、5人くらいのお客さんと話した時は疲れた。
人が変わるたびに「まだ出るか…!」とくらくらした。
でも勝ったよ…ふふふ♪
by yuzuruha_neko | 2005-04-19 23:19 | その他
<< とりあえず勝利…したのか…? ヤプース!携帯更新日記 >>