NHKスペシャル「子どもが見えない」第2回(再放送)
うーん、「子供に何不自由ない暮らしをさせたい」という意見は小町でもよく兼業VS専業の様相を呈したトピや、子供の数についてのトピのレスで書いている人がいますが…。
「経済的に苦労させたくない」とか。
それについて私の結論。
子供に不自由させてもいいじゃないですか。
と言うか、そもそもどんな環境であっても子供は不自由を味わうものですし。
自由を手に入れたかったら早く大人になって、自分の自由に自分で責任を取れるようになればいいだけの話ですよ。
ある日いきなり非行に走って不登校になった少女とその母親を取材したVTRを見て思った事なんですけれど。
成績はいつもトップで進学校に進んで受験のために塾にも通ってピアノも習って…。
気の毒なほど不自由な女の子でしたね。
あれではいきなり非行に走るのも無理はないような。
それで母親が「何不自由ない暮らしをさせてやったのに裏切られた気分」だとか「いいお嬢さん=完璧な人間という最高の褒め言葉。娘にとっても、母親である私自身にとっても」とか「特に娘は母親の作品ですし」とか言っているのだから何とも言えない…。
かなり不自由な娘さんですよ? 同情の涙を禁じえない。
大体「娘は母親の作品」なんてお母さんが思っている時点で相当不自由な暮らしを強いられていたに決まっているじゃないですか。
非行に走らなければ、あの少女はどうなっていたのだろうと怖くなります。
それこそ精神を病んでしまい、長い年月を闘病に費やす事になったかもしれません。
生きていれば人生は取り返しがつくけれど、青春の取り返しがつかなくなる前に自分の道を探し始める事ができて本当に良かったですね…。
先にも述べたように、子供はどんな環境であろうと親の庇護下にいる限り、不自由を感じます。
それは親子の宿命みたいなものです。
だから自分の自由を手に入れるために大人になって、自分の家を新たに作るんです。
子供の頃の不自由は逃れられないものだし、ある意味人間として成長して行く上で必要条件とも言えるものだと私は思います。
子供を持つ親御さんは、経済的に恵まれていれば大丈夫、とか、ウチは子供に干渉しないから大丈夫、とか、いい学校に入れてあげれば大丈夫、などとくれぐれも履き違えないようにお願いしたいですね。
とは言え小町で「娘宛てのメールを見ちゃいました。娘に言ったらひどく逆上して急須を投げつけてきましたが、私が悪かったんでしょうか?」(要約)などと頓珍漢な事を言って叩かれまくっていたお母様がいましたが、それは「子供と言えども親には知られたくないプライバシーの領域がある」という当たり前の事を配慮できなかった良くない親のサンプルです。
私が言っている不自由ってそういう事じゃないですから。
例えば「ウチには私立へ行かせられるだけのお金がないから公立の学校に行って頂戴」くらいはそういう経済状況の家庭にいるのだから仕方がない事で、そこで親が世間に見栄を張ったり子供のわがままを聞く必要はないという事です。
子供は親を選べない。親御さん方はそういった現実を直視したほうがいい。
そんな事を書いている私はと言うと、そこそこ子供らしく不自由を感じながらも「ウチはウチだし…しようがないかぁ」とノホホンと育ったクチでした。

もうひとつ。「死んでも生き返る」というショッキングな子供達の認識ですが…。
世の中清潔志向が行き過ぎて、「不潔なもの」を排除しようとする動きが盛んですよね。
また、子供を汚らわしい事や惨い事に目を向けさせないように、純粋無菌培養するという極度の過保護傾向も見られます。
ちょっと例えが極端ですが、昔々大昔(飛鳥とか奈良の時代?)は疫病や戦乱・飢饉などで亡くなった人達の死骸が野辺…と言うのですか?低い山なんかに並べられて、処理されるか腐って土に返るまで、死臭を放っていたと聞きます。
死んだ人の死体の形が徐々に変形して(お腹が膨らんだりして…)、野良犬などに食い荒されたりしながら腐って行く様子を段階的に描いた絵もありますよね。
昔の人は死がどういうものか、日常レベルでよく知っていたという事です。
今のお葬式ではドライアイスで腐敗を食い止め死化粧なども施され、故人の美しい安らかな顔を見て最後の別れを惜しむ事が出来ますが、それでも死んだ人は帰ってこない。
幼い頃、生前2回くらい会った事のある曾祖母が亡くなった時、お葬式には行きませんでしたが四十九日の法要に連れて行かれました。
関東でも田舎のほうでしたので、土葬でした。
ところどころ土が盛り上がった狭い墓地内に、卒塔婆や墓碑が所狭しに並んでいて…。
この足の下にたくさんの人の死体が埋まっているのかと思うと気味が悪かったし、連れて行ってくれた父が「おばあちゃんを埋める時に土を掘っていたら知らない人の骨が出てきたんだよ」とか「夜になると『うらめしや~』って骸骨が出て来るんだよ」と笑えない冗談を言ったりしていたので、「死んだらこんな冷たい土の中に埋められてしまうんだ…おばあちゃんも…」ととても悲しい気持ちになったように記憶しています。
後は祖父母が亡くなった時に火葬場でお骨拾いをしたので…。
骨がボロボロで悲しかった。
人は死んだらどうなるのか、観念的ではなく事実を子供に教えてあげたほうがいいですね。
死後の世界があるのかどうか知りませんが(私は信じていませんが)、あるとしても、親や兄弟・友達がいるこの世には二度と蘇れない、という事をしっかり教え諭してあげてください。
世のお父様・お母様方。
死んだら何もかもが終わりです。

それにしても甘ったれたガキが本当に多いな~。
日本の未来は大丈夫か。
この記事も偉く長文です。大丈夫じゃない。反省。
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by yuzuruha_neko | 2004-09-08 23:57 | 読書・漫画・TV
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