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社会保険福祉事務所と社会保険庁にお話を伺いました
昨日書くつもりでしたが頭の朦朧具合に勝てず、結局書けなかったこと。
足利事件について確認したいことがあるため足利警察署や産経新聞社にお話を伺ったことは前回のエントリーで述べていますが、その後別件で社会保険庁にもお聞きしたいことがあったため、社会保険庁に電話したのですが…
社会保険庁から地域の社会保険福祉事務所に聞いてくださいと言われ、社会保険福祉事務所にお話を伺ったらまた社会保険庁に聞いてくださいと言われ…たらい回すなよコンチクショー。
一応基礎年金番号とか控えてから電話してくださいと書いてあったので用意して電話してたのに、聞かれたのは最初に社会保険庁に電話した時だけだったよ。
自分の年金関係について質問したいことがひとつ、それとメンヘル板で流布されている風説について、事実関係を確認したかったことがひとつ。
後者についての回答は、もちろん医師の診断書をもとに審査するため個人によって結果はまったく異なるが、社会保険庁としては病名の違いによって等級を決めたり更新期間を長くとったりはしていない、ということでした。
ですのでメンヘラ板の障害年金スレッドを見て「統失(統合失調症)なら楽勝かも!」と思っている統合失調症患者の皆さま、社会保険庁の回答によりますと、病名自体は基本的に審査には影響ないそうです。
それでも統合失調症患者のほうがうつ病患者よりも永久認定が多く取れていることは事実で、根拠として「うつ病で受給申請する人の多くが早いうちに治ってしまうから」だそうですので、これについては意見・要望として「実態を踏まえた審査体制を望みたい」という私の意見をメールで提出すれば、きちんと上の方々が目を通してくださって、時間はかかるかもしれないけどお返事も頂けるそうです。
ちなみに「そういうことやってたら次の更新時に病状が軽いと判断され不支給になりませんか?」という問いに関しては「医師の診断書で審査した結果ですので」の一点張りで結構怪しい感じ。
普通の人だと「こんだけ文章が書けるならうつ病じゃない」「人と話すのが苦痛じゃないなんてうつ病じゃない」「気軽に外を出歩けるならうつ病じゃない」と安直に判断しがちですが、社会保険庁の職員も年金に関するプロではあっても精神病に関してはド素人ですからそのへんの判断はかなり怪しいと思うんですよねぇ…。
自分の年金に関する質問は、社会保険福祉事務所へお問い合わせくださいと言われたのでその通りに地元の社会保険福祉事務所へ問い合わせたのですが、診断書のコピーを持参して直接出向かないと相談に乗って頂けないようで、なんだかちょっと…萎え萎え。
それにしても審査って誰がどこでやっているのにゃ。
「申請前にまず書類を貰ってきてください」とケースワーカーさんに言われて社会保険福祉事務所に行ったら書類だけ渡されて区役所に提出してくださいと言われるし、区役所で書類を受理した窓口の方は「国が審査して、その結果を社会保険庁からお知らせします」と「国」をやたら強調しながら言っていたし、しかし結果が届いた封筒は社会保険福祉事務所から、問い合わせ先が社会保険庁になっていたのに審査結果について社会保険庁に聞いたら社会保険福祉事務所に聞けと言われるし…。
どこで!どんな資格を持った人たちが!どこに所属して!審査しているのかわかんないよー!

ちなみに審査の結果をお伝えしますと

障害基礎年金2級 基本額:792100円 
受給開始年月:平成21年8月 次回診断書提出年月:平成23年5月

厚生労働大臣の署名と捺印がありますが、できれば舛添さんのがほしかったなぁ…。

ちなみに申請日が今年の7月29日で結果通知が届いたのは10月16日。
待ち時間として3ヶ月は平均値なので、恐れていた政権交代による混乱は特になかった模様です。
申請月の翌月から受給開始ということにはなっていますが、実際には受給できるかどうかの審査に大変時間がかかる上、さらに実際に指定した口座に振り込みが行われるのはもっと遅くなるので初回だけ遅れた分がまとめて支払われますが、基本額の約79万に何か上乗せされる例は聞いたことがありませんし、もちろん私もそういった特例は何もないです。
したがって2ヶ月に1回、13万円程度の振り込みがあり(あの、基本額って6で割り切れない数字なんですけど…どっかで調整するの?)、月額にして約6万6千円が受給額となります。
高いと思うかどうかは個人の価値観によりますが、ほとんど親がかりで生活している現在、できれば引き出しは月1万くらいにして、あとはひたすら貯蓄に回したいですね…。
そして、主治医にこの書類を見せてお礼を言ったあと、すごく気になっていた「就労不能」について質問してみました。
「少しでも働いたら不正受給でアウト」と障害年金スレで言われていたので、今はもちろん全然働けない状態ですが、例えば臨時バイトで突発的に働くとか、週1回のバイトから働くことに慣れて行きたいとか、そんなんでも就労能力ありと見なされて受給ストップされたり次回の更新で不支給になったら全然社会復帰活動ができなくなってしまう…と非常に心配していたのです。
すでに寛解という言葉は私にとって諦めの意味でしかありませんが、それでも少しでも自分の面倒は自分で見たいと強く思いますし、このまま皆さまの税金(正しくは年金保険料ですが)を食い潰すだけの人生なんて悪夢としか思えません。
果たして先生曰く、「そんなんじゃ診断書に書いても不支給にならないよ」。
「安定した状態で、ある程度の収入を継続して得られるならそもそも障害年金を申請する必要はないけれど、例えばそういう状態が長続きしないとか、いくら仕事を変えても長続きしなくて安定した収入を得ることが難しいとか、そういう時は診断書にそう書いています」
診断書に書くということは、受給可能と思われる患者の場合ですよね…。
また障害年金スレのデタラメな常識に踊らされた!
こんだけデマまき散らしてるんだからあのスレいらないだろ害悪でしかないよもう。
メンヘル板から追い出してどっかに隔離しろよ!

もともと私は同病の人と同じ空気を共有することが大変苦痛だったため(差別的な意味ではなく病んで淀みきった空気の伝播に耐えられないから)障害年金の申請が決まってから初めてメンヘル板に行ってみて、何かしら情報が得られるのではないかと障害年金スレと障害年金増額案のスレだけを覗いていたんですが、障害年金スレは常連ぽい人はみんなデタラメを前提(基本情報)として、相談しに来る人に「厚生3級」とか「無理」とか根拠もない答えを返します。
そして自分よりも多額の年金を貰っている人には僻み根性丸出しで詐病扱い。
障害年金と生活保護は同時受給が可能なんですが(もちろん審査にパスした場合)、「生活保護を貰っていますが…」と相談に来る人に対して実に冷たい!幾ら貰ってるとかもちろんそんなことは聞こうともせず「欲かきすぎ」というレスが並んだりする。

個人的にも不愉快な思いをさせられた記憶しかありません。
病名やスペック(診断書に書かれる目安のようなもの)、結果が出た人の場合は何級で何年更新か、審査にかかった期間やどこの都道府県か、というような各自の報告で情報交換的なこともやっているので一応まともなスレッドかと思ったら…
申請した日の晩に一応これも情報として役立つなら…と病名とスペック、都道府県、主治医やケースワーカーの意見なども併記して報告したら、統合失調症の方々に猛バッシングされたことは多分ずっと忘れないでしょう。
まあ、普段から「統失は障害年金もらって当然、うつなんかただの甘えなんだから申請できないようにしろ」とおっしゃる方々にしてみたら、うつ病で自分よりもスペックが高い奴なんて不正してるか詐病だと決めつけてボコボコに叩きのめすのは当然の反応なのかもしれませんね。
私は彼らの過剰反応に対して一応誤解を解く努力はしましたが、話にならないのでほっといたら「随分でかい釣り針だったな」とか言い出したのでもう知らんわと諦めました。
自分としては、他の人の例を見ていても自分がそんな極端に高いスペックだとは思わないし、先生から診断書を見せて頂いた時は「本当にこの内容で通るんだろうか?」と非常に不安になったし、ケースワーカーさんが診断書を見て「これなら2級行けますよ」と笑顔で太鼓判を押してくださっても提出してから結果が届くまで、ず~っと不安な気持ちで過ごしていたんですが…。
届いた年金証書を隅から隅まで食い入るように眺め、「基礎2級通った!」と確認したら、よほど不安や心労が積み重なっていたらしく、安堵のあまり激しく咽び泣いてしまうほど不安だったわけですよ。
不支給じゃなくてごめんなさいね。あの時私をタコ殴りにしていた統合失調症の皆さん。

ちなみに年金保険料免除の申請もできることになりましたが、しません。
老齢年金の支給額が減っちゃうから。
むしろ、障害年金の一部を利用して国民年金基金を積み立てたほうがいいかな、という気が…。
そういうことが可能かどうかは別途問い合わせの必要があるとして、親だっていつまでも生きてるわけじゃないし、長生きなんかしたくないけど恐ろしいことに運悪く長生きしてしまう可能性もあるので老後なんとか暮らせるだけの備蓄に少しでも回したい気がします。

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by yuzuruha_neko | 2009-10-24 21:28 | 今日のニュース・雑考
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