年金問題・自民案と民主案の読み比べ/日本は駄目だと言うは易し
ここしばらく散歩道が所謂「浮いた年金問題」に関して力作エントリーを上げていた。
浮いた年金問題とは何か、年金問題に関する自民案と民主案の利点・欠点などなど…。
メモ帳と本人が言うように備忘録として使われているブログとしては珍しいシリーズだった。
(ニュースなんかはググれば本人のブログが出てきて日時や内容がわかるそうだ)
年金はシステムが難しいし案の内容もよくわからない、そういう人のために紹介しておく。
実はこの力作エントリーたちを、私自身は時間が足りなくて斜め読みしかしていません(w)
私の備忘・精読のためにエントリーしておきたいので、皆さまも是非ご一読下さいませ。

http://kuyou.exblog.jp/5927704

自民案、民主案の良し悪しはここでどちらがいいとか言えないが(斜め読みだし)
気になった点、スウェーデン方式は悪くないが、スウェーデンだから良いのだ、という点。
年金問題に限らず社会問題・生活問題全般的に、「スウェーデンに倣って」と言う人が多い。
セクシュアルな点・ジェンダー方面でも欧米先進国を見習えと主張する人が結構いる。
しかし散歩道で例に挙げていたように、例えばスウェーデンは税率がめちゃくちゃ高いので、
少しでも節税するためにみんな確定申告をする、よって各世帯の所得が大分把握できる。
日本では、毎年確定申告をする人なんて、限られた職業(形態)の人ばかりですよね?
つまり確定申告をしない世帯の所得を国がきっちり把握できるかと言うと…ちょい無理っぽ。
社会全体のシステムの形があって、それに適応した方法が、優れた方法だと思います。
社会全体のシステムの大枠がまったく違う国の、一部分だけを日本に持ち込んだとしても、
そのシステムが、日本で社会全体を潤すための良い仕組みとして機能するとは限らない。
「あの国はこんなに優れた方式なのに、引き換え日本は遅れていて…」と嘆く人はいますが、
日本にとってはそれがモアベターな仕組みであるからそれが選ばれている、とも言えます。
自分にとって美味い部分だけを「優れたシステム」として日本に導入するのは如何なものか。
日本社会全体のシステムの歯車と噛み合わなければ、様々な軋轢や矛盾を呼びます。
「日本は駄目だねぇ、社会が遅れているねぇ…」と言うのは簡単ですが、だからといって、
他国の一部分のみを日本社会にそのまま組み入れて、解決するというわけでもないのです。
社会の仕組みというのもは、細かい仕組み同士が矛盾し合わないように、うまく噛み合うように
小さな歯車が上手く噛み合わさり、大きな歯車を動かす力になるように作られています。
型式のまったく違う歯車を一部分だけに嵌め込んで、上手く社会全体の歯車が回るでしょうか。
日本社会の仕組みに問題がないとは言いませんし、改善の余地はたくさんあるでしょう。
しかし他国のシステムの利点にだけ着目して、日本にそのまま持ち込めってのは乱暴です。
年金問題に限った話ではありませんが、「日本は駄目だ、他国を見習え」と言うは易し。
しかし実際に他国のシステムをそのまま日本に持ち込んで解決するかと言えば…違うと思う。
日本には日本に適した方法があり、海外の仕組みを取り入れるなら、様々な調整が必要です。
その仕組みを取り入れることによって、社会全体に不具合を来さないように、地ならしが。
いくら優れたシステムであろうとも、社会全体の輪に適応できなければダメなのです。

個人的には、安直に「日本は駄目だねぇ…」と言う人はあまり好きではありません。
自分にとって都合が悪いことを、「日本の駄目な点」に置き換えているだけの人もいます。
日本社会で暮らしている以上、不利益よりも、利益や恩恵のほうがはるかに大きいのです。
本当に生活して行く上で不利益や不都合のほうが多いのであれば、日本では暮らしません。
日本社会の恩恵を目一杯受けながら、それを忘れて「日本だ駄目だ」と言う人は嫌ですね。
日本社会をより良くするために、改善すべきこと・できることは、まだまだたくさんあるでしょう。
しかし共同体というものは、そこに住む人々が支え合い、担い合って作り上げるものです。
日本が駄目だとしたら、その「駄目」の一端を自分も担っているという自覚が必要です。

税金も年金保険料も払ってないから担ってねぇ!とかいう斜め上がいるかもしんない…。




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by yuzuruha_neko | 2007-07-28 20:51 | 今日のニュース・雑考
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