朝日好みの「反抗心」は、窃盗、暴力、器物破損、反体制、反社会
反骨精神というものは、多かれ少なかれ誰でも持っていると思う。
根拠はないが、自我の強い人ほど反骨精神も旺盛なのではないだろうか?
我を張れば、それだけ世の中の様々なもの・事象と折り合いがつかずに摩擦が起きる。
為されるがままに丸く世の中の条理に納まる人が賢いんじゃないかと思う昨今。
なぜか私は聞き分けのよい「いい子」であったと同時に自我や自意識も相当強い子供だった。
考えるに「いい子」だったのは親がいい大人モデルでありそれに自然と倣ったからである。
言葉遣いひとつとっても親が子に与える影響は大きく、口の悪い子供の親は推して知るべし。
子供にとって親は大人、ひいては世間一般の社会人像のモデルとなるのだから、
親が聞き分けのない子供のように反社会的な振る舞いをしてはいけないのだ。
しかし強い自我というものは厄介で、時には「人の話を聴かない」と窘められたりする。
私は少々自負心というものも大きすぎるようで、それゆえに頑迷になってしまうこともしばしば。
自分がない、と言われる類の人間ではないが、自分でも厄介な性格だと思う。
反社会的な人間ではないが、とかく他人と衝突しやすい性格である。
本題、朝日新聞が論説で尾崎豊をダシに「反抗心はどこへ消えた?」と嘆いているが、
今どきの若者が尾崎豊の歌に共感しないからといって体制従属とは短絡的である。
また「反体制」が反抗心の証ではあるまい。
反体制と言って反社会的な振る舞いをしている人は社会性のないただの幼稚な人である。
例えばヘルメットを被りゲバ棒を振り回し火炎瓶を投げることが反抗心の表れか?
暴力による改革は成功しないし、成功するような社会ではいけないと思う。
窃盗や器物破損は、純粋に、盗まれた人、壊されて後片付けをする人に迷惑な行為だ。
それ以前に刑法に触れるため、法治国家において窃盗や器物破損は処罰の対象になる。
思春期独特のもやもやした情動を一時的にスッキリさせるために刑法を冒す愚はないだろう。
昨今の若者が尾崎豊の歌に惹かれない、否定的なのは合理的に考えて頷ける話である。
また麻薬中毒の果てに酒と薬で亡くなったという点も否定的な見解の素かもしれない。
70年代のヒッピーならともかく、21世紀の日本でそういう生き様はあまり賞賛されないと思う。
単に傍迷惑でみっともない人生という風にしか見えなくても仕方ない。
別に尾崎豊を賞賛して彼の音楽的才能を高く評価している人を腐したいわけではない。
音楽は個人的な感受性の世界であり、人様の音楽の趣味にケチをつけるほど野暮ではない。
ただ、「尾崎豊に否定的な最近の若者」を引き合いに「反抗心がない」と言う暴論は変だと思う。
先にも述べたように、自我が強い人はそれだけ自分以外のものと摩擦が起きやすい。
その自我の発露を暴力や法に抵触する行為だけと定義するのはおかしいと思う。
法治国家において法を犯さず他人の権利を侵害せず自我を主張することは可能である。
「悪いこと」をしなければ従属的な人間だと判断するのはおかしいんじゃないか?
例えば朝日新聞を筆頭に既存のマスメディアに従属しようとしない人間は五万といるだろう。
マスメディアの権威を利用して、庶民の味方のフリをする欺瞞に異議を唱える人は多い。
お前らマスコミも立派な権力者だ!と言う人間はたくさんいるでよ。
体制に異存があれば、民主的に、公正な選挙で有権者は体制に「NO」をつきつける。
現状与党自民党以外の選択肢がダメダメなので仕方なく自民党に投票するのも意思表示。
「自民に対抗できるまともな野党は出てこないかねぇ…」多分こう思う人は多いと思う。
自民に「YES」のサインを出しているわけではなく野党第一党の民主に「NO」を出しているのだ。
多分民主の頭が引退するか、保守系の議員が抜けて新党結成すればイイ線行くんじゃないか。
朝日新聞が期待する若者像は今や現実離れしすぎてしまって夢想の世界だが、
何も反体制だけが反抗心の証ではないし、反抗心は反社会的な行動のみに限定されない。
従順に見えて頑固一徹自我強大の私ですが、反社会的な行動は好かんですよ。
トラブルメイカーと揶揄される私ですが、朝日新聞が期待する若者ではありませんね。


没後15年尾崎はどこへ 消えた反抗心 朝日新聞2007年4月24日

シンガー・ソングライターの尾崎豊が亡くなって25日で15年を迎える。若い世代の反抗と苦悩を描き、いかに生きるべきかを探し続けた歌は、いまや教科書にも登場する。「若者たちの教祖」「10代の代弁者」といった従来のイメージから変化が見られる一方、肝心の若者たちの心にその歌は届いているのだろうか。

    ◇

彼の歌がわたしたちの胸を打つのは、彼が自分について問い続けたからだろう――。

教育出版が発行する高校の倫理教科書に、「僕が僕であるために」「永遠の胸」などの歌詞の一節とともに、尾崎はそう紹介されている。

〈盗んだバイクで走り出す〉(「15の夜」)、〈夜の校舎 窓ガラス壊してまわった〉(「卒業」)。社会へのいらだちを過激につづった歌詞は教育現場にそぐわないように見えるが、意外にも「現場の教師から、自己の生き方を模索する代表例と勧められた」と教育出版の担当者は言う。

教科書の監修に携わった大阪の府立高校教諭、堀一人さん(53)は「反抗の歌と思われるが、テーマはむしろ他者との関係の中でのアイデンティティーの問題だ」と話す。

〈人は誰も縛られたかよわき小羊ならば 先生あなたはかよわき大人の代弁者なのか〉。窓ガラスを壊す一節が注目されがちな「卒業」だが、学校や教師との単純な対立軸に回収しきれない戸惑いこそがこの曲の魅力を作り出している。

尾崎の歌が、いくつかの倫理の教科書に登場したのは03年。堀さんはその少し前から、積極的に尾崎の考え方を授業で採り上げてきたが、最近は減らしている。「彼の歌に生徒たちが実感を持てなくなってきた」のが理由だ。

「学生の反応は年を追うごとに悪くなっている」と精神科医の香山リカさん(46)も言う。00年ごろから大学の授業で「卒業」などを聴かせている。当初から「この怒りがどこから来ているか分からない」という意見はあったが、最近はきっぱりと否定的な感想が目立つという。

「周りに迷惑をかけるのは間違い」「大人だって子供のことを思っているのに反発するのはおかしい」。体制や大人に反抗するのはいかがなものかという声だ。香山さんは「これまで成長のプロセスにおける仮想敵だったはずの親や先生の善意を屈託なく信じている」と首をかしげる。

どんな価値観の変化があるのか。香山さんは「反発したり、知りすぎたりすると損をする。損得勘定が判断の基準になっている」と分析する。他者や社会との関係で揺れ、傷つく姿を歌ってきた尾崎の歌とは対照的な考え方。彼の実人生に対しては、こんな感想さえあった。「容姿にも才能にも恵まれているのに変に反抗して、早く死んだのはバカだ」

学校や親への反抗、自分という存在についての不安。尾崎が歌ってきたのは、若者にとって普遍と思われるテーマだったはずなのに、嫌悪にも似た反感が生じている。

尾崎の生涯を描いた著書がある作家吉岡忍さん(58)は「彼の歌は、内面に深く食い込んできて、いまの若い人にとって触ってほしくないところに及ぶ。現状に適応してトラブルなく日々を過ごすことに価値を置くと、そこに気づきたくないのだろう」と語る。

身近な人間関係に敏感過ぎるほど敏感といわれる現在の若者たちにとって、〈友達にさえ強がって見せた 時には誰かを傷つけても〉(「卒業」)と歌う尾崎は余りにも重すぎるのだろうか。

それでも、その影響は消えたわけではない。尾崎の作品を発売するソニーミュージックレコーズによると、96年発売のベスト盤は約170万枚売り、いまなお年10万枚程度売れ続けている。ミスター・チルドレンらが参加したトリビュート盤(04年)の影響もあってか、10代のファンも増えてはいるという。

人気ダンスグループ、EXILE(エグザイル)の元メンバーで、いまはソロ歌手として活動する清木場俊介さん(27)はライブで、尾崎の「米軍キャンプ」や「太陽の破片」を取り上げる。小学生のころから歌を耳にして、尊敬してきた。「どこにもぶつけられない気持ちがダイレクトに響いてきた」と言う。

「代弁者」という尾崎に張られたレッテルには違和感を覚え、「弱さを含めて自分をさらけ出す強さ」に魅力を感じるという。本人も「一度しかない人生だから、ぶつかったり、挫折したりを含めて思い切り走っていきたい」と、ソロ転向の道を選んだ。

いま尾崎を聴くことの意味は何だろう。吉岡さんは「メッセージをそのまま受け入れる必要はない」と言う。そのうえで、何げない日常の、ある情景を鮮やかに切り取り、世の中を違った風に見せた彼の「手法」を高く評価する。

「漠然と状況に流され、追従するのでなく、自分とその周りの社会や世界を見るために、彼の手法の大切さは感じてもらいたい」

    ◇

尾崎豊 65年生まれ。83年にシングル「15の夜」、アルバム「十七歳の地図」でデビュー。85年に「卒業」を収めた2枚目のアルバム「回帰線」がオリコンチャート1位を獲得した。87年、覚せい剤取締法違反で逮捕。活動再開後は、内省的な視点や、実生活で経験した結婚や子供の誕生をテーマにした作品を発表する。92年4月25日朝、民家の庭先で泥酔状態で発見され、その日のうちに死去。死因は肺水腫、26歳だった。追悼式には約4万人が集まった。



ちうか尾崎豊も朝日新聞のネタにされて気の毒である。

朝日新聞は司法よりも偉いらしい━━お前らはナニサマかとね。


前市長射殺事件、文書押収は「総合的判断」 テレ朝社長
asahi.com 2007年04月24日19時07分


長崎市の伊藤一長前市長が射殺された事件で、城尾哲弥容疑者が犯行前にテレビ朝日に送りつけた文書が長崎県警に押収されたことについて、テレビ朝日の君和田正夫社長は24日の定例会見で、「今回の事件は言論に対する銃器を使ったテロということを総合的に検討して判断した」と語った。

押収は差し押さえ令状をもとに行われたが、同社長は「令状があれば必ず提出するとは限らない」とも話した。



殺人事件の重要な捜査の手掛かりになるかもしれない書類の引渡しを拒んだテレビ朝日。
マスメディアの権力と横暴って政治家のそれよりも性質(たち)が悪いよなぁ。





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by yuzuruha_neko | 2007-04-24 21:53 | 今日のニュース・雑考
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