真相の究明よりもプロパガンダに忙しい朝日新聞社とテレ朝
今月17日の夕刻、長崎市長伊藤一長氏が銃撃され翌日未明に亡くなられた事件は、
現段階では思想や政治的理念とは関係のない、いわばヤクザの因縁であるとの線が強い。
城尾容疑者は暴力団幹部で、入札を巡るトラブルから伊藤市長を恨み犯行に及んだようだ。
要するに土建ヤクザが利権絡みの私怨からこの凶行に及んだ可能性が高いと見られている。
亡くなられた伊藤氏の娘婿が急遽代理候補となったり慌しいが、真相の早期解明を望む。
ところが朝日新聞社とテレビ朝日は真相の究明よりもプロパガンダ工作に忙しく、あまつさえ、
テレビ朝日宛に送付されていたという城尾容疑者による文書の警察への引渡しを拒んだ。
報道機関としてニュースソースは保護しなければいけないが、今回は殺人事件が起きたのだ。
その容疑者が犯行声明かもしれない文書を事前にテレビ朝日に送付していたのであれば、
犯行に至るまでの真相究明の資料として、捜査協力のために警察に引渡すのは当然だろう。
報道機関の理念とは、人ひとりの命が奪われても尚優先されるべきものなのか。
と言うか警察への捜査協力は一般市民の務めだと思うがお前らは一般市民じゃないのか。
ジャーナリストと言ったところで日本国民ならば日本で起きた犯罪への捜査協力を拒むなよ。
ジャーナリストの端くれとして、真相究明に努めたいという気持ちはさらさらないのか。

テレビ朝日が引渡しを拒んだことにより、長崎県警は差し押さえ令状を出して文書を押収した。


長崎市長銃撃、容疑者の文書などテレ朝から押収 YOMIURIONLINE

長崎県警の捜査本部は19日午前、城尾容疑者の差出人名義でテレビ朝日(東京)に郵送された、伊藤市長への不満を記した文書とカセットテープ4本を押収した。

テレビ朝日広報部が明らかにした。

テレビ朝日は任意提出を拒んだが、県警が裁判所の差し押さえ令状を示したという。

(2007年4月19日15時43分 読売新聞)



本当に「人が死んでんねんで!」と言いたい非協力的な態度は不可解にして不愉快だ。

そして朝日新聞社は真相の究明よりも「テロへの怒りを共有しよう」と呼びかけている。
さてこの事件におけるテロの定義だが、暴力による解決法をテロと呼ぶなら広義のテロである。
しかし辞書を引いてみたところ、テロリズムとは特に政治的な暴力に用いられるとのこと。


   テロリズム [terrorism]

   [1] 暴力主義.暴力行為.〈昭〉
   [2] フランス革命時の恐怖政治.〈昭〉

   ★特に政治的な暴力に用いる.



暴力一般を指して「テロを許すな」と言うならまだわかるが、朝日新聞の社説を読むに、
政治的な暴力の意味合いでテロという言葉を一人歩きさせているようにしか見えないのである。
城尾容疑者は強請りタカリ因縁の類から逆恨みで伊藤氏を殺害したと見られているのに
真相の究明もいまだはっきりしない現状で政治的な暴力の意味合いでテロというのはおかしい。
大体にして、真相究明の手掛かりとなるかもしれない文書の引渡しをテレビ朝日は拒んでいる。
これでは真相の究明よりも朝日新聞社のプロパガンダを優先させているとしか思えない。


長崎市長殺害―テロへの怒り共有しよう 朝日新聞社説2007年4月19日付

暴力団の凶弾に倒れた伊藤一長・長崎市長が、帰らぬ人となった。

何とか一命をとりとめてもらいたいと願っていたが、かなわなかった。心から哀悼の意を表したい。

今回の事件が意味するものは何なのか。あらためて考えておきたい。

逮捕された山口組系暴力団幹部の男は、動機について市発注工事の現場での交通事故の補償をめぐる恨みなどを供述しているといういまのところ、政治的、思想的な背景をうかがわせるものは出ていないようだ

しかし、容疑者の挙げる動機がなんであれ、この凶行が民主主義に対するテロであることに変わりはない

首長や議員は国民に選ばれ、その代表として行動する。そうした政治家が暴力にさらされ、自由に活動できないようでは、民主社会は成り立たない。

まして、今回は有権者に選択を問う選挙の真っ最中だった。核廃絶運動の強化などを公約した伊藤氏から政治活動の機会を奪い、伊藤氏を支持する有権者から選択肢を奪った。

民主主義の根幹である選挙を暴力で破壊する。その罪は、いくら批判しても批判しきれない。

伊藤氏は1995年、右翼に銃撃された本島等市長の5選を阻んで、初当選した。この保守政治家を反核の「平和市長」に育てたのは、被爆者や市民、市幹部らだった。伊藤氏を狙った凶弾は、結果として、そうした人々にも向けられたものであることを忘れてはならない。

政治家や経済人、言論人を狙ったテロは戦前から枚挙にいとまがない。

戦後も、浅沼稲次郎・社会党委員長が刺殺され、中央公論社の社長宅が襲われ、お手伝いさんらが死傷した。右翼だけでなく、左翼の過激派によるテロもあった。

朝日新聞社も阪神支局が襲われ、記者が殺された。靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)をめぐる昭和天皇発言を報じた日経新聞本社に火炎瓶が投げつけられた事件では、右翼活動家の男性が逮捕された。

テロがなくならないからといって、絶望したり、ひるんだりしてはいけない。それは暴力で相手を黙らせ、社会に恐怖心を植えつけて、自らの主張を通そうとする勢力の思うつぼだからだ。

実家と事務所に放火された加藤紘一・元自民党幹事長は、今回の事件を聞いて「暴力で発言や行動をとめることがあってはならないという怒りをもっと強く共有しないと、こういう事件は続発する」と述べた。その通りだと思う。

その意味で、安倍首相の事件発生直後のコメントには首をかしげざるを得ない。「真相が究明されることを望む」というひとごとのような言葉からは、怒りが感じられなかったからだ。

政治家や経済人、言論人が先頭に立って、テロへの怒りを持ち、テロを追いつめる。それが今こそ求められている。



>いまのところ、政治的、思想的な背景をうかがわせるものは出ていないようだ。
>しかし、容疑者の挙げる動機がなんであれ、
>この凶行が民主主義に対するテロであることに変わりはない。


政治的、思想的な背景を伺わせる動機がないのになぜ民主主義へのテロだと言うのだ。
民主主義は極めてポリティカルな政治思想であり、容疑者からは政治的動機が伺えていない。
この文脈だけでも意味合いが破綻していると思うのだが、記者の中で筋は通っているのか。

その後政治的背景があるテロを列挙しているが、今回の事件に政治性は薄いと見られている。
今回の事件とはまったく種類の異なる犯罪を無理やり関連付けてミスリードを誘っているのか。


>その意味で、安倍首相の事件発生直後のコメントには首をかしげざるを得ない。
>「真相が究明されることを望む」というひとごとのような言葉からは、
>怒りが感じられなかったからだ。

>政治家や経済人、言論人が先頭に立って、テロへの怒りを持ち、テロを追いつめる。
>それが今こそ求められている。


何より真相の究明が先であり、真相が有耶無耶なまま怒ったところでどうしようもない。
むしろ、真相の究明を疎かにして大衆の怒りを扇情するような行為は危険極まりないだろう。
イラク戦争に関して「大量破壊兵器はなかったじゃないか」と朝日も米国を批判しなかったか?
テロへの怒り(あれこそ本当のテロ行為だ)が先立ち真相の究明を蔑ろにした例ではないのか?
あれほど「大量破壊兵器なんかなかったじゃないか!」と米国の開戦を批判しておきながら、
今度は「真相はどうであれテロへの怒りを」というのはダブルスタンダードと言わないかね?

今回の痛ましい銃撃事件の犯行の背景に、政治的・思想的な動機は伺えていない。
入札絡みのトラブルから土建ヤクザが強請りタカリ因縁の末に凶行に及んだとされている。
それをなぜ殊更政治的な背景を匂わせるような、無理な関連付けだらけの社説を載せるのか。
以前天皇陛下に戦争責任があると発言した前長崎市長本島等氏が右翼から銃撃を受けた。
長崎は広島と並ぶ、世界に唯ふたつの被爆地であり、反核運動も盛んな土地柄であろう。
非武装・反核を推進したい朝日新聞としては、今回も前回と同様の事件と思わせたいのだろう。
平和主義者が危険な右翼主義者の凶弾に倒れた、という印象付けをしたいとしか思えない。
しかしそれは何ら根拠のない、ただの朝日新聞の主張であり、今回の事件の事実とは異なる。
物事を見る上で何よりも大事なファクター(事実)を蔑ろにし、手前のプロパガンダに爆走する。
それが真実(事実)を伝えるジャーナリストとして正しい在り方とは私には到底思えない。
何よりも、真相究明のため、重要な手掛かりになるかもしれない文書の引渡しを拒んだ時点で
テレビ朝日、及び朝日新聞社には、今回の事件の真実を報道するという姿勢はないと見た。
真相を置き去りにして怒りを優先させろとはとんだ報道機関である、戦時中もそうしていたが…。
国民が知りたいことは事件の真相であり、お前のプロパガンダじゃない、いい加減にしろ。








憧れホテルの「エグゼクティブスィート」で過ごす休日-ウェスティン朝鮮
80年の歴史を誇る ソウル「ウェスティン朝鮮ホテル」 450以上の客室のうち
僅か16部屋しかない 「エグゼクティブスィート」 80の客室、専用セダンの送迎
専用ラウンジ利用など特典も満載!泊まるニダ<丶`∀´>



[PR]
by yuzuruha_neko | 2007-04-19 20:36 | 今日のニュース・雑考
<< 麻生太郎【皮肉ってわかってるか... 死者を貶める気持ち・死者を政治... >>