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あれから5年…
5年も経ったのか…もっと最近のことのようにも思えるし、しかし記憶が酷く不鮮明だ。
当時は精神状態が不安定になっていて、他の日常生活のことがなかなか思い出せない。
陰謀説や自作自演説も実しやかに囁かれるが、あの衝撃的な映像は多分一生忘れられない。
現実に起きた、震えるような大惨事だと把握するのに数分は要した数々の映像の群れ。
緊急レポートしていた女子アナが、大きく倒壊し始めたビルの粉塵から逃げ惑い路地を走る…。
人々の絶望的な嘆き、悲鳴…思い出すと、当時の動揺が心に蘇り、目に涙が滲む。
大嫌いだった、一度はテメェの土地を戦場にしてみやがれ!と憎んでいた米国で起きたテロ。
多くの人々が理不尽なテロに命を奪われ、救助活動をしていた消防士が多数犠牲になった。
毎日呆けたようにニュース漬けになっていた私だが、多分あの時のことは一生忘れないだろう。
誰かを憎むということは、こういう負債も背負うということなのだな、と今は思っている。
相変わらず私は米国が嫌いだが、相手の不幸を願えばその呪いは必ず自分に返るものだ。
犠牲者や遺族の方々の傷は決して癒えていないだろうが…この日、心底平和を願う。
by yuzuruha_neko | 2006-09-12 00:39 | 今日のニュース・雑考
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