素人によるテロル
日本では、銃火器・及び爆薬を取り扱うためには特別の免許が必要らしい。
免許を持っていないで使用したり所持していると、法律違反で罰せられるらしい。
「らしい」と伝聞形なのは、ちゃんとした法律を知らないから。
しかし、法律を知らなくても銃火器・爆薬の類を持ち歩いている人にはそう滅多にお目にかからないし(かかったら怖い)、そういった危険物を取り扱う人は、特別な仕事でそういう特別な免許を持っているものだと理解している。
特に夏場は全国の花火師さんが怪我をしないように、私はこっそり祈っておるのです。
花火事故は怖いよねぇ。
引火誘爆したら打ち上げ場は火の海ですよ。
花火師さんは命懸け。

「武器を持つことを許された特別な職業の人」の代表選手は警察官。
警察官は、市民の安全を守るために拳銃を所持・管理しているが、時折りどこかで警察官が発砲すると、怪我人の有無や事情を問わず不必要なほど大きなニュースとなって「問題」「不祥事」と騒がれてしまう現状から察するに、星の数ほどいる日本の警察官も、常日頃あまり拳銃を使用しないのだろう。
もちろん武器を扱う以上、管理は万全を期して欲しいがちょっと不自由すぎるような気もする。
いざ市民の命を守る時にも発砲を躊躇われるようでは危なっかしい。
身体を張って殉職されたら残されたご家族に向ける顔がないし。

「日本の治安も悪化した」と嘆かれる昨今だが、それでも「武器弾薬の類を免許もなく所持していたり、使用したりする人は『カタギ』の人じゃない」という常識は通用するはずだ。
外国でも別に禁止されていないわけではないのだろうけれど。

んでこのおばちゃん。

Excite エキサイト : 社会ニュース

主婦が官邸侵入図る 車内で首や腹切り重体 [ 08月30日 13時44分 ] 共同通信

30日午前10時15分ごろ、東京都千代田区永田町の首相官邸北門に長野市の主婦(50)ワゴン車で突入しようとして警察官らに制止され、車内で自分の首などを果物ナイフで切って自殺を図った。主婦は重体。
警視庁麹町署は建造物侵入容疑などで捜査しているが、家族は「最近精神的に不安定だった」などと話していることから刑事責任能力の有無を慎重に調べる。
調べでは、主婦は警察官が車の窓をたたいて開けるように求めたが応じず、持っていた果物ナイフで首のほか、腹や手首などを切った。車内には「小泉連立政権反対」などと書かれたビラ数十枚があったという。


(転載終わり)


…夏は変な人が湧くと言うけれど、もう夏も終わりですよ…。
今回の選挙はほんっっと~~!に面白いねぇ…。

ただの珍妙ニュースに見えるが、やっている事はパレスチナ過激派の自爆テロと同じ原理。
首相官邸という場所のチョイスはどう考えたって政治的意図があるでしょう。
(案外ただの思いつきかもしれないけれど)
ただし持参した武器は爆弾の代わりに果物ナイフ。
この人はどうやら銃火器・爆薬類取扱の免許を持っていなかったようです。
爆薬の仕入れ方や制作方法もわからなかったようですね。
巻き込まれた死傷者が出なくて幸いなことでした。
韓国あたりだったらファビョーン!焼身自殺!ときそうなパターンですが、果物ナイフでは焼身に比べて如何せん殺傷力やメッセージ性にパンチがなさすぎる。
いや、あっても困るんですけれど。

長野から単身ワゴン車を駆って果物ナイフ1本を武器に首相官邸に乗り込み決死の抗議。
そんな装備でテロルに踏み切ったこの女性はある意味勇敢なのかもしれませんが、効果的な暴力行使方法がわからない平和な日本人であるがゆえに、なんだかトホホなニュースになってしまいました。
重態という話ですが、早期の回復を願っております。
おばちゃん、命は大切にしてくださいよ。
果物ナイフでも頚動脈や内臓なんか傷つけたら危ないです。
回復したら動機を手記か何かで出版してくれないだろうか。

「小泉連立政権反対!」なんてアジビラではなく、「小泉純一郎は腹を割いて詫びるべきだ」とか「地獄の業火の焼かれなければいけない」というアジビラのほうがインパクトはあっただろう。
インターネットにはあまり馴染みがなかったのだろうか。
どっちみち、ご家族は気の毒である。
素人によるテロル、と考えるとあまり笑えないニュースです。

◇追記◇
続報ではないが…

>女は持っていたパスポートなどから、長野市内の主婦とみられる。

パスポートぉ??
なんでそんなもので身元が判別されたのだ。
だってパスポートなんて普通国内旅行で持ち歩かないでしょう。
まさか…日本人じゃないとか…。
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by yuzuruha_neko | 2005-08-30 23:27 | 今日のニュース・雑考
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