今夜はトバしたNHK!
帰宅時間が微妙な加減で遅かった上に放送時間が微妙に被っていたものだから、NHKスペシャル「イラク・最前線で何が起きていたか」を途中から見始めて、さらに途中でETV特集(NHK教育のほうです)「ロシアから見た日露戦争~兵士たちの手紙・日記が語る真実」にチャンネルを変えて両方半端に見たんだけれど、モニョりまくり、苦笑しまくり、ちと勉強にもなりました。

当初のお目当てはETV特集のほうでした。
日露戦争なんて昔すぎてよく知らないもの。乃木将軍なんて言われてもピンと来ない。
はいからさんの婚約者は確か日露戦争に出征して捕虜になったんじゃなかったっけ…。
第二次大戦と比べたら、それ以前の日清・日露戦争の認知度なんて著しく低いのではないかと思うのですが、単に私が人一倍無知なだけかもしれません。
番組中に出てきた「二〇三高地」「バルチック艦隊」「ポチョムキン」という後世にも非常に有名な土地艦隊名称を聞いても「それ聞いた事あるある!」程度のオツムなので。
しかし名前からして強そうな艦隊だと思っていたのに間抜けだったバルチック艦隊。
神に祈ってばかりのニコライ2世は無能で無責任だと思いました。
敗戦に便乗したレーニンは狡猾だと思いました。
ロシア(旧ソビエト)という国はいつでも貧乏で、豊かだった時代が果たしてあったのだろうか?と思ったら、ちょっとロシア(旧ソビエト)の地に代々住む人々が気の毒になりました。
何度も出てきたプロレタリアという言葉にも少し笑った。
レーニン像もサダム・フセイン像のように倒された。
像なんか建てなけりゃいーんである。

今さらNHKがイラク最前線と言ってもねぇ…と思ってさほど期待していなかったNHKスペシャルのほうがモニョりまくり、見てよかった。
いやぁ、メディア戦争だなぁとつくづく思って。
じゃなくて戦争はメディアを通しても行われているという事。
米軍(兵士)=悪玉だと私はもともと思っちゃいないし、アルジャジーラの記者にもモニョるんだけれど、こういう番組を作っているNHK自体がメディアを通して「イラク攻撃反対!」いう明確なアジテーションを行っているわけで。
アジの内容を要約すると、「ファルージャでは無実の市民が米軍の攻撃によって無差別に虐殺されており、こんな惨状を予想だにしていなかった若い米軍兵士達も反米武装勢力による度重なる攻撃によって激務と戦闘に疲弊し切って『俺達は何をするためにここに来たんだ?』と自問自答しています。この惨禍を知りながら米軍政府や広報官は自分達に都合よく事実を捻じ曲げ強引に戦争を推し進めているのです」…というところかな?
私自身はアジ下手なので上手くニュアンスが伝えられなくて残念。
報道が真実とは限らない…その通りですよ!NHK様!笑うところでいいんですよね?
そういうモニョモニョごと楽しむのがNHKスペシャルの醍醐味なのですが、今夜は特に飛ばしまくり。
アジってるアジってる!わははー!
額面通りに本気で受け止める人、いるんでしょうか。
「真実はいつもひとつ!」と身体は子供で頭脳は大人の名探偵がいつも言っておりますが、真実は無数にあって、そこから自分が何を選び取るかという事が大切なのです。
さらに無数に散らばる事象の中から真実の芽を見つける事は、非常に困難な事です。
「メディアが伝える事はたとえ事実であっても真実ではない」という真理を今夜のNHKスペシャルからびんびん(古い)に感じ取れましたよ~。
いい仕事なさいますな、NHKさん。
次ぐETV特集で、日露戦争におけるロシアの戦略的な見通しのなさを強調していたのも恣意的。
(この2本を続けて見るような物好きはあまりいないかもしれないけれど…)

確かにイラク攻撃で民間人に多数の死傷者が出ている事は痛ましい事です。
しかしフセインの独裁政治が続いていたほうが良かったのか?
アメリカの介入の仕方は良くなかった。
でもイラクの人も自分の国を自分達で正す事ができなかった割には我が侭。
放っておいたら自然に隣接する国々に国土を奪われていたかもね。
国同士も弱肉強食の原理で食みあうものなんですから。

笑点1…対馬海戦で戦死したバルチック艦隊の乗組員が最後に妻に宛てた手紙で、「もし私がこのまま帰らなかったら… 年金を受け取ってください」と書き記していた。
堅実だけれど…ロマンチックじゃなーい!年金って…年金って…!(泣笑)

笑点2…イラク暫定政権の人達が、議事で米軍の人に「議案書を提出してください」と言われて「アメリカのやり方はいつもこうだ!議案書を出さなければ金をくれない!」と文句を言っていましたが、議案書もなしに資金を捻出するなんて事は普通に考えて変。
イスラム社会の金の巡り方はよく知りませんが、アメリカのやり方というより普通に社会通念上常識的なやり方であると思います(難しい笑い)。

それにしてもアメリカ人はどうしていつでもどこでもジョークを飛ばしているのでしょう。
彼らに「ジョークを禁ずる」という罰を与えたら発狂しちゃうんじゃないでしょうか。
物資や援助が不足しているロシア兵が「これでは日本軍から古着屋軍隊と呼ばれても仕方ないだろう…」と書き記していましたが、今風にヴィンテージ軍隊と言ったら格好いいのではないか?などと思ってしまった。不謹慎。
日露戦争でロシアに賠償金が課せられなかったという話は少し驚いた。
まあ日本もいい加減やめたかったから和平で締結したかったんだろうけれど。
第一次大戦で多額の賠償金を課せられたドイツのその後の道をふと思うと…。
ちなみに日本は中国韓国に対して戦後補償をちゃんと済ませましたからねー。
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by yuzuruha_neko | 2004-12-18 23:59 | 読書・漫画・TV
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