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冷戦時代=束の間の安定+追記
ウィキペディアによると1945年~1989年までを冷戦時代とするらしい。
鉄のカーテンと言うより見えない世界(踏み込んではいけない世界)があったという感じ。
日本は西側陣営にいたためもちろん見えない世界は東側だったけれど、東側の人たちに西側が見えていたのかどうかはよく知らない。
多分、西側も東側も、大統領・書記長クラスであっても隠された部分があったのではないかと。
ちょっとアホな話を披露すると、各国の世界地図は自国が中央に配置されているため北米大陸も南米大陸も日本の東にあります。
したがって素直に「なんでアメリカが西側なの?東にあるのに」という疑問をそのまま母に問いましたが母の返答がイマイチ理解できず(多分冷戦下における東西の意味を教えてくれたんだと思います)、近年やっと緯度と経度の性質の違いに気付いて妙に腑に落ちた次第です。
「日出処の天子」の意味も実はあまり納得できないでいた。
夜が明ける時間に日没を迎える国が当たり前にあるんだから挑発も激怒も意味なくね?と。
「マンガで読む世界の歴史」みたいな本で(確か)大英帝国時代に「イギリス(領)は陽が沈まない」という言葉があったと知って、世界中を植民地支配したことが誉れになるのか?それは逆にすごく恥ずかしいことじゃないのか?とカルチャーショックを受けた記憶も。
話を元に戻して、冷戦中も武力による戦争や侵攻はあったものの、ベトナム戦争は米国が戦闘に加わったから世界的にインパクト強大だった部分があるんじゃないかと思うし、何より年単位(以上?)に国境線が変わり続けたヨーロッパに安定をもたらした。
国が滅びるのはともかく国の場所を変えるなんて島国の人にとっては斜め上すぎる離れ業。
東欧諸国にとってはWW2後の領土分割は大変お気の毒なことになったが、あれほど戦乱まみれだった西欧諸国はEU(前身はECだっけ?)という同盟的連合を生み出し一定の影響力を保持することに成功した。
睨みあう米ソの二ヶ国が強大化する中で干からびつつあった元列強ヨーロッパの影響力を挽回するためにEUは生まれたのだから、EUは冷戦時代に感謝するべきだと思う。
核、あるいは東欧諸国にだけ目を向ければ冷戦時代はヘイトな時代だが、これほど世界の安定に貢献した時代もないだろうというのが私の解釈。
何よりかつての列強ヨーロッパの矜持を保つ形で安定させた功績は大きいなと。
実のところかつて栄華を極めた自分(とみんなが思っている)がアル中の田舎者や俄かに西側のリーダーになって主導権を振り回し始めた成金新興国より勢力的に下座になったことは自慢の鼻が叩き折られるほど屈辱だったのだろうと邪推するけれど、お前らの鼻なんか何の役にも立たないし。
決して見ることができない世界がある、という事実の象徴だったベルリンの壁がラフな服装の青年たちによって壊され、東欧革命が相次ぎついにはソ連邦が崩壊する、という一連の流れは歴史の長さに比べてあまりにも速すぎたため、歓喜の熱狂よりも「世界が変わる」という戦慄に近い不安を抱かざるを得なかったことも当時のメディアを記憶している一人の偽らざる気持ち。
またどんな悪逆非道の限りを尽くした独裁者にしても死刑台に送る前に射殺された映像がテレビで配信されたのは恐ろしすぎた(さすがに革命の汚点という国内世論もあったそうだが)。
そして今、世界は米国と中国の二ヶ国がイニシアチブを握っている。
冷戦時代よりも恐ろしい世界にいる、とあくまで私個人として感じている。
以前はチャイナ・クライシスなど話題の種としか受け止めていなかったけれど、四千年間何も変わらず今の覇権は中国共産党にあるというだけ、人民には愛国心などなく時の権力者に睨まれないよう、媚を売って点数を稼ごうという中華思想に基づき共産党(時の権力者)に従っているだけの大国が破綻すれば近代的手段で対応しようがない。
米国も敵を作り過ぎた。
ムスリム=テロリストとしてムスリム差別が堂々とまかり通っていいはずがない。
確かにムスリムは「目には目を」という考え方が強いため、殺人事件の動機に占める「復讐」の割合が半端じゃないとか(彼らにとって「復讐」は下賤で野蛮な行為ではないのだ、多分)。
しかし無差別攻撃や破壊や殺戮を目的とするテロリストと同一視してムスリム差別を続けていれば、いつかそれが「目には目を」の形で返ってくる可能性に考えが及ばないのだろうか?
その時はアラブ(ムスリムの自意識は単にアラブ)を根絶やしにする気なのか?
私が以前アラブに興味を持ちアラブ関係の本を読み漁ってアラブの文化に惹かれたせいか(当然クルド迫害などアラブの問題も知った)、アラブに対する無差別差別に憤ってしまうのかもしれないが、ナチスのユダヤ人迫害に等しい行為をアメリカ主導のもと世界規模で行っているようにも受け取れる、というかそうとしか見えませんね私には。
オバマを無能と呼びたい人には何も文句をつける筋合いがないが、彼の肌の色を侮蔑するような発言が非難されないのはおかしい。
20世紀の日本では言葉狩りが盛んに行われ、ちびくろサンボが発禁になりカルピスマークが変更された(黒い人物シルエットが黒人に見えるからダメという「だからなんだ」な理由)が21世紀になって白人解釈の人種差別(カラード差別)が逆に肯定されるとは。
名誉白人という不名誉極まりない称号なんぞ要らん、カラードとして言いたいこと言ってやる。
夜中に熱くなったが冷戦時代は「平和」というたった二文字のコピーに大多数の日本人が同じ解釈(平和を到達点として、平和の敵は武器や軍隊であるという解釈)を示していた時代でもある。
危険な新時代を迎えて従来の解釈に異議を唱える人が現れ始めたのは自然の流れでは?

◇追記◇
冷戦下においてそれまで列強国の統治下(支配下)にあった国々でさまざまな代理戦争が行われたことを考えれば安定の時代と言い切ってしまうのは無神経すぎたと反省しました。
しかしその代理戦争によって撒かれた火種が米ソの睨み合いによる凄まじい圧力から解放されたのち激しく火を噴き出したことも、旧ソ連邦の崩壊によって事実上世界の支配者となった米国が「民主化」という愚策をスローガンに正義の戦争を繰り広げることによってさらに発火地点を増やしていることも、「冷戦時代は安定していた」という見解に繋がっています。
世界規模の戦国時代(天下統一レベルではなく春秋戦国)到来というべきでしょうか。
生き残りをかけた戦乱の時代に隣国に兵糧を与えて国庫をからっぽにする無能集団(大将小沢+烏合の衆)が政権を取った日本が米国の占領統治の失敗を如実に表しています。
もう沖縄は米国に戻したほうがお互い傷が浅くて済むのではないかとも思います。
本土の捨て石にされたという怨みが生傷状態なまま返還運動を繰り広げ、日本に返還されたのちに日本全土を危険に晒すということであればもはや外患誘致活動の拠点に他ならない。
沖縄として、日本国民としてどうするべきかをきちんと考えて主張している人が身を隠さなければ危険だというくらい沖縄が全体主義に染まっているのであれば、沖縄社会に対して何らかの措置を取らなければ共倒れの危険があるという考え方もご理解して頂けないかと希望として(てゆーかそれはもう日本社会ではなく中国共産党社会、あるいはスターリニズム社会なんだからむしろ何らかの対策を取らないほうが沖縄を捨て石にすることになるのでは?)。

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by yuzuruha_neko | 2010-07-27 03:05 | 今日のニュース・雑考
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