今後の外交は米国の言いなりになるしかないですよね
普天間移設政府案、現行計画地に杭打ち桟橋
2010年4月30日14時32分 読売新聞


沖縄県の米軍普天間飛行場の移設問題で、与党幹部が米政府関係者に「政府案」として示した滑走路の設計案が30日、明らかになった。
同県名護市辺野古にある米軍キャンプ・シュワブの沿岸部を埋め立てる現行計画の場所とほぼ同じ位置に、「杭打ち桟橋(QIP)」方式を採用し、1800メートルの滑走路1本を建設する内容となっている。今後、技術面も含めた日米協議のたたき台となる見通しだ。

鳩山政権は、「沖縄の負担軽減」などを名目に、日米両政府が2006年に合意した現行計画を白紙に戻して再検討を行ったが、同計画とほぼ同じ場所に滑走路を造る案が出ていることになる。社民党や沖縄だけでなく、各方面からの厳しい批判が予想される。

与党幹部が示した政府案によると、滑走路は、現行計画にあるV字形の滑走路2本のうち、北側の1本(1800メートル)を数百メートル西にずらす。このうち800メートルは陸上に置き、西側の海上部分に1000メートルが突き出る形で建設する。工法は桟橋方式を採用する。設計図には、「キャンプ・シュワブ・ジャケット案」とある。政府が2000~02年に検討した桟橋方式の中にも「ジャケット方式」が一つの工法として盛り込まれていた。

また、現行計画が建設開始から完成まで5年間を要するとしているのに対し、同案は「建設開始から3年で完成できる」としている。

米政府は、鳩山首相が移設問題の「5月末決着」を目指していることに関連し、「アイデアではなく、まじめな提案を早く示してほしい」(キャンベル国務次官補)と求めてきた。日本政府は日米協議のたたき台となる具体的な案の策定を急いでおり、今回の案もこうした中で固まってきたものと見られる。

日米関係筋によると、米国防総省のマイケル・シファー次官補代理が来週前半に来日し、日本の提案を踏まえた軍事運用面の実現性などについて、日本側と実務者協議を行うことになった。



現行案の合意に至る過程において検討された、けれどお蔵入りになった案。
それは日米間や地元の合意を得られないであろうと見なされ捨てられた案ではないかと防衛素人にも察せられるんですが。
アイデアですらない思いつきや宇宙の心の御託宣みたいな寝言を繰り返して日本の安全保障と外交に修復困難な大ダメージをもたらした現政権は「政権を放り出さないで頑張る」ことで責任を取るつもりだというけれど、これより自民党のほうが酷かった、自民党よりまだマシ、という人がいるから困ったもんだ。
ここまで米国をコケにしておいて、後で何事もなかったかのように米国が日本と対等に接してくれるわけがない、結果的に米国の言いなりにならざるを得ない借りを山ほど作っちゃったこの政権どうしてくれよう(どうしようもないのが悲しいが)。


テロ危険、環境面も課題…移設案QIP工法
2010年4月29日14時42分 読売新聞


政府の移設案の柱である「杭打ち桟橋(QIP)」方式での滑走路建設は、2000年から02年にかけて防衛庁(当時)が公式に検討した。

しかし、技術的な困難さや高額の建設費、維持費に加え、米側から「テロリストが桟橋を壊せば使えなくなる」と指摘され、対象から消えた。かつて桟橋案の検討にかかわった政府筋は「米国は今回も受け入れないだろう」と見る。


この工法は、海底に数千本の杭を打ち込んで桟橋を建設し、その上に滑走路などを造る。今年10月に供用予定の羽田空港の新滑走路は、埋め立てと桟橋を組み合わせたものだ。防衛省幹部は「羽田は内海で波が静かで、海底が比較的平面という好条件がそろっている。この工法で軍事施設が作られたことはない」と語る。

鳩山首相は、サンゴ礁の破壊が「埋め立て」案より小さいとの説明を受け、受け入れに傾いたようだ。だが、実際には桟橋によって海面の日照が遮られ、サンゴや藻場に影響が出るとして、防衛庁は当時、移植などが必要だと指摘した。

北沢防衛相も27日の参院外交防衛委員会で、「桟橋方式の方が自然を破壊しないという学者もいるし、埋め立てた方が自然にやさしいという人もいる。両説ある」と認めた。

防衛庁は02年、当時検討した約2500メートルの滑走路の建設費は、桟橋方式なら約6700億円と試算した。しかし、技術面の事情から、大半が本土の大手海洋土木建設業者(マリコン)が請け負う形になる。埋め立てのように県内の建設業者に「お金が落ちない」ため、地元の理解はさらに得にくいことが予想される。



地元におカネが落ちないんじゃさらに地元の反発は必至だろうねぇ。
本土の土建屋しか儲からないんだもの。

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by yuzuruha_neko | 2010-04-30 23:04 | 今日のニュース・雑考
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